橡の濃い茶色系の地に、
あまり目立たない金糸が織り込まれた
素朴ながらもしっかりと織られた、
サラッとした生地には、
アルジェリアの世界遺産
タッシリ・ナジェールの
古代の壁画の様な模様や
コプトを思わせる横段模様が、まるで
刺繍に見える様な高度な織物の技術によって
表現された工芸帯地洛風林製の袋帯です。

柄のバランスやテーマなどを巧みに
組み合わせれて作られており、
まさに洛風林さんの帯といった雰囲気です。

洛風林さんは創業者である
堀江武氏が世界中を旅し、
古今東西の染織品、工芸品を蒐集、
研究しそこから感じたイメージを
帯の制作に落とし込んでいきました。
「真実に美しいものは常に新しい｣を
信条に独創的で上品な帯を制作されております。

帯地の制作にあたっては自社で機は持たず、
洛風林同人と呼ばれる
西陣等の機屋に製織を依頼。
この仕組みは今も変わらず受け継がれています。

こちらの帯でしたら、付下げから無地、
江戸小紋、小紋のお着物から、
御召織や紬のお着物まで
幅広くお召いただけそうです。

絞り染めのお着物などにポイント的な
雰囲気でお締めになったり、
エスニックなお柄のお着物に合わされたり、
様々なコーディネートに合わせていただけます。

一度お締めになられた締め跡はございますが、
大変状態の良いです。

◆サイズ
長さ　：440cm
幅　　：31cm

◆詳細
素材：絹
状態：中古品
付属品：

◆商品コード：HOOA-0263

地色　黒橡(少し灰色の入った茶系の色)
織物の色　葡萄茶(赤系の暗い色である葡萄茶をもう少し暗くした色)
　　　　　白茶(ベージュ系の色)
　　　　　赤墨(濃い茶系の色)
　　　　　瑠璃色(ハッキリした青系の色)