薄桜色の手織りで織られた
ざっくりとしながらもサラッとした
肌触りの紬地には、カラフルな
パステルカラーの絣で、
七宝の模様が織り込まれた
可愛らしい雰囲気の
滋賀県伝統的工芸品
手織り秦荘紬のお着物です。

秦荘紬は、
滋賀県 琵琶湖の東岸で生まれ、
先染め糸を用いた織物です。
櫛押し絣と呼ばれる技法で
作られる絣の文様は
まるでインドネシアのイカットのような
雰囲気も感じられます。

現代に寄り添ったお柄と、
丹念に手織りされた
素朴で優しい真綿紬の風合いが
着心地の良さで、高い満足感のある
上質な織物となっています。

秦荘紬の歴史は
新しく戦後に生まれた織物なのですが、
その地域では鎌倉時代より
近江上布の産地として
麻織物が織継がれています。
その近江上布の伝統技術を
絹に応用して生み出されたのが秦荘紬です。

こちらのお着物でしたら、
同じざっくりと織られた八寸帯や、
季節の植物などの染め帯などが
良くお似合いになりそうですね。
あとは、上質な洒落袋帯や、
紅型染めや型絵染などの帯も
素敵かと思われます。

お召になられているとは思いますが、
状態も良く、綺麗です。

◆サイズ
身丈：169cm/4尺4寸５分
裄丈：69.5cm/1尺8寸３分
袖丈：49cm/1尺3寸0分
前幅：24.8cm
後幅：30cm
袖幅：35.8cm

◆詳細
素材：絹
状態：中古品
付属品：証紙

◆商品コード：HKHA-0249

地色　薄桜(薄いピンク系の色)
絣の色　勿忘草色(薄い水色系の色)
　　　　葡萄茶(暗めの赤茶系の色)
　　　　刈安色(明るい黄色系の色)
　　　　生成り色